はじめに
時間がない人は、次の章にいって構わない。時間がある人だけ、読んでもらいたい。
身体機能がピークな20代。気軽に行動ができる20代(大学生、未婚の社会人)。社会人の中で収入が低い20代(他の年代と比較)。社会に入り、まだ夢や理想、可能性を持つ20代。筆者は20代は今後の人生を左右する分岐点であると考える。
社会人になったら、学生の頃に比べ、生きるのにお金(固定費)が自己負担になる。家賃、ライフライン、スマホ代、税金など搾取されてばかりだ。税金以外は、直接対価を得られているから納得できるだろう。
しかし税金は、直接自身に還元されていないので、必要性があまり感じられない。主に支出に使われるのは社会医療費。その中でも年金が一番かかっている。退職金や貯金などで暮らせないものか。贅沢ができないとか意見があるなら、働いてきた頃になぜ貯金しなかったのかと思ってしまう。
ここで文句を言っても、結局は国が方針を変えない限り搾取される側になる。国を変えても、結局は税金はかかる。ならば、どうするか。「お金を稼ぐ」か「貯金」ぐらいしかない。
貯金は支出を減らせばいいだけで、容易にできる。しかし稼ぐのは大変だ。累進課税のような会社ならずっと在籍する必要がある。実力主義の会社でもライバルが多ければ、勝ち残るのは困難。モチベにもなるが、淘汰される側になる場合もある。

また売れる商品を開発しても、結局は上の人の利益にもなる(独立だと開発のあてや広告などの面で大変だが、高収入の見込みあり)。
お金ばかり心配すると、何も動けなくなるのがわかる。そんな体験はないだろうか。筆者の場合、車だったり、一軒家を持ちたい、毎日外食(焼肉・寿司)したいなど欲望だらけである。老後にむけ貯金だかりしていると、退職した時はどうだろう。
若いうちに旅行、レジャー、その時の職場の人と遊びたかったなどと後悔はしないだろうか。だから自分に芯を持ってもらいたい。今のうちに人生設計をして、行動をすることだ。
筆者の理想は
- 全国を周る
- 一軒家を持って、広い部屋でストレスフリーな生活。家庭菜園やBBQ、自然が近い場所に住む
- 趣味(アウトドア)
- 労働は最小限で収入を得る
- 以上をなるべく若いうちから実行する
4以外は、すぐに可能。だが4(収入)あって初めてできるだろう。その日ぐらしだと、貯蓄が僅かで税金が払えるか危うい。現在、仕事をしながら別で収入を得られる方法を模索・実践中だ。
前置きが長くなった。今回は筆者が読んだ本について紹介していく。

筆者が思ったこと
ここで紹介する本は、「20代」というキーワードがあり、安い(中古で300円以下)ものである。20代のタイトルの本はいくつもあるので、読んだらぜひコメントに書いてもらいたい。
筆者自身が心に残った、刺さった箇所を説明する。人それぞれで感銘を受ける場所は異なるので、一度読むことを進める。
本を読む時間がないという人、スマホ見てないで読書の時間も設けてほしい。それが理想の自分に繋がるなら、構わないが、夢を叶えるなら読書を薦める。本もまた、ネットと同じで、書き手がいるわけだから、全てを受け入れろと言ってるわけではない。
「そんな考え方もあるんだ」、「へー」ぐらいで申し分ない。なんなら、最初から最後まで読めとは言ってないので、必要箇所だけ読むでも全然あり。もったいないと思うだろうか。同じ箇所を何度も読めばいいし、読んで行動し、何か変化・収入が得られたなどあれば十分ではないだろうか。
お待たせした。次から紹介していく。なお紹介するのは順番はランキングではない。
20代に伝えたい50のこと
タイトルの通り、50の教えがあるが、1つ5〜6ページで終わるので読みやすい。総ページ数250くらい。ここで心に刺さったものを書いていく。
「結果」と思っているものも、長い時間の中でとらえれば「経過」。取り返しのつかないことなど、そうそうない
20代に伝えたい50のこと 秋元祥治
人は良い結果より悪い結果の方が、脳に残る。ポジティブよりネガティブを探す方が得意なのが人間。なんかの本に書いてあったが忘れた。
良い結果ならハッピーで終わり、なぜ上手く行ったとか分析するだろうか。筆者はしない方だ。
悪い結果だったら、どうだろう。あの時にとか、ああすればよかったなど幾らでも出てくる。後悔するのではなく、分析する。改善点を見出し、そして行動する。もう一度挑戦するのか、別の道に行くのか自分が納得すればいい。
他人の目や意見は気にせず、行動できない人より俺は優れているくらいの心がまえでいい。
いまどん底でも何が起きるかわからないのが、人生だ。何十年後か振り返ったら、あの時の失敗が起点になったとか、笑い話になれば実に愉快・最高な展開じゃないか。失敗はあくまでも経過にすぎない。その先に、未来にあるものを目指していこうと思える一文だった。
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20代を無難に生きるな
総ページ数200ちょい。これも一つの教えが5ページぐらいなのでサクサク読める。
チャレンジしている20代には「成長」と「成功」しかない
20代を無難に生きるな 永松茂久
上手くいかない、失敗続きの時を「成長期」と著者は表現している。この時期が成長のチャンスだと。部活でも勉強でも何度もできるまで挑戦してないだろうか。そして、成長した先にあるものは「成功」。
成功すると達成感や自信がつくなどの良い副産物もある。天狗にならないよう注意!
そこに辿り着くまで、個人差があり、失敗の積み重ねがある。そこは耐えるしかない。何も一人でやれとは言ってない。協力できることなら、他人の力を借りるのも大切だ。免許をとるとか、一人で金持ちになるなど野心家なら、一人に慣れる必要があるが。
筆者がやったバンジーや富士山の登山(人生初のバンジージャンプに挑戦 人との出会いは一期一会)は趣味だが、成功すること他にも挑戦する意欲がさらに高まった。気質的に、好奇心旺盛で何でもやるタイプだったが拍車がかかった。次は趣味だけでなく、収入面でも上がれば文句なしなのだが。金持ちまでは程遠い。
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20代でやっておきたいこと
総ページ250ちょい。5ページくらいで区切られるから、読みやすい。
もう十分やった、と思うほどやってみる。それが「愚行」だ。
20代でやっておきたいこと 川北義則
著書の中で、中年の人に後悔することを伺った結果がある。もっと仕事(勉強)・遊び・恋しておけばよかったと記されている。著者はその内容より「もっと」に注目した。
20代を過ぎてもできる内容ばかりだ(恋の場合、既婚者は注意)。後悔しているくらいなら、その年からでも始めたらいいと筆者は考える。
しかし、資格勉強なら記憶力がピークが20代がいいし、遊ぶのにも20代なら仕事終わりでも翌日筋肉痛でも動ける20代がいいし、恋愛も20代なら結婚を考えなくてもできるし、20代は脳や身体機能のピークであり、中年では難しくなる。ゆえにチャンスなのだ。
いずれ中年になる自分をイメージし、このままいくと何を後悔するか考える。そして後悔しなくないものを今から実践する。筆者の場合、資格取得に向け努力している。機会があれば紹介する。
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人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計
タイトルが「決まる」と言い切っており、興味がわいた。総ページ300ちょい。筆者的に長い。
危機と資質獲得は同時に存在しており、同時に処理するべきもの
人生は20代で決まる 仕事・恋愛・将来設計 メグ・ジェイ 小西敦子訳
危機とは自由による混乱とされている。20代はエリクソンで言わせれば、アイデンティティーの確立を指し、自分を探す旅(見つめる期間)と説明されている。その自由を謳歌する・自分探しばかりすることで、社会との関わりが薄くなることが危機とされている。
資質とは個人の資産・価値のこと。学歴や資格、能力などを指す。
個人のスキルを伸ばし、社会との少しずつで構わないので、関わっていくことが大切だと読み取れる。
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これは正社員など就職している人も、個人のスキルを伸ばし、今の会社が倒産しても通用できるようにする必要がある。現在の就職先が自分の定年まで、20代なら40年以上存在していると思えるだろうか。正直、厳しいだろう。
今は少数精鋭で起業し、足りない部分は外注などで固定費を抑えて運営するのも珍しくない。大きな会社ほど、固定費がかかり、いつ社員の数が減るか気が知れない。
仕事を見つけられずにいる人は、フラフラだけでなく、将来にむけ活動を怠らないことだ。就活だけが全てではない。起業のための勉強やセミナー、動画配信、ブロガーでも、何か収入に結びつきそうなことをすることだ。

20代で知っておきたいお金のこと
お金の奴隷になるな
20代で知っておきたいお金のこと 岡本聡
ここでの奴隷とは物欲に負け、何でも買ってしまうことや節約で生活に支障をきたすなどお金に振り回されている状態をさす。
ではどうするか。著者は金融商品への投資や自己投資を勧めている。この本では投資信託とETFが紹介されている。投資に関しては筆者も実際にやっており、ほっておくだけで確かに増えている。銀行なら年間で1円くらいしか増えないが、それより何千倍(数千円)の利益を得ている。
購入する銘柄や時期により変動するのが、貯金と異なるが100%勝つ保証はない。減るリスクがある中で増えていることを理解してもらいたい。
自己投資はスキルアップのこと。整形やブランド品を購入して着飾ることではない。その先に収入の手口があるなら別の話だが。結局は、ある程度節約・少し貯金・残りを投資が理想だ。
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著書で説明されている家計プロモーションを説明し、終わりたいと思う。
- 固定費 30% 家賃、保険料、リボ払いなど
- 変動費 30% 食費、交際費、服やコスメなど
- 教育費・自己投資 20% 本・参考書・セミナー・資格受験など
- 貯金・投資 20%
こどおじと呼ばれる、実家暮らしでも、家賃やライフライン代が浮く(家庭による)ので、その分を貯金や投資、自分の趣味に使えるなら全然ありだ。
本当に上京する必要があるか、今一度考えてみる。上京した人なら、地元でもできないか(ビジネスチャンス)、家賃や物価が安い場所に移動できないか、今の環境を当たり前に捉えないことが必要だ。

おわりに
今回は本を5冊紹介したが、挑戦すること・スキルアップすることが挙げられる。ここでは紹介できてないが、メンター(お手本となる師)を見つけることや孤独になっても突き進めなど、共通する話題がいくつも見つかった。
本に書いてあることは、実は当たり前のことだったりする。新たな気づきがないかもしれない。だが、筆者は読んで、安心する。この著者も同じなんだと。そこで満足せず、行動に移す(アウトプット)までが読書だ。
特別なことなんかないことを知ってもらいたい
本はモチベを上げるのに良いし、先人・成功者の知恵を格安で得られることができる。新たな知識を得られたら、なおラッキーだ。そんな読書を習慣にしてもらいたい。毎日の10分でも実践できれば、習慣といえよう。それではまた。

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