人との出会いは一期一会

筆者が好奇心の探求に行き着いた先は登山。せっかく登るなら日本一高い山にしようと決意。

中古の登山リュックと新品の登山靴、その他諸々を購入。いざ富士山へ。

小説っぽくかいてみましたが、ノンフィクション実話です!

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持ち物

・アウター(家にあったやつ、防水仕様)。普段使っている。雨を余裕で弾く。

・登山靴(新品)コロンビア、思わず奮発して買った一品。かっこいい。

・リュック(中古)かっこいい、一目惚れし購入。

・ヘッドライト 夜間の登ることを考え購入。

・充電器

・手袋

・チョコ

・塩タブレット

・食料

・現金

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富士山に初挑戦!ソロ登山者とともに山頂を目指す!!

 8月の下旬。まだまだ暑い。頂上に行くために下調べをする。登るのにルート(経路)が複数あることを知る。今回は初心者向けの吉田ルートを選択。天気は台風が近づいているとニュースで報道されているが、上陸まで数日あるから余裕と思い、登山決行。登山当日、気温は27度、曇り。暑いが日は出てないので、幸い。朝方からスタート。1合目5合目まで淡々の登る。ここまでは草木が多く、そこらの山と変わりないと感じた。これまで幾多の人が歩いた道。迷うことはなかった。5合目に到達。ちょうどお昼頃でおにぎりや唐揚げを食べる。旨い。外で、かつ運動して空腹の飯は体にしみる。この先からは高山病のリスクがあるから酸素濃度に慣れる必要があるため1時間以上居座った。

 5合目はバス停やタクシーがあり、道路も整備されている。ここまで登るのにだいぶ汗をかいたので、着替える。タイムは悪くない。だが小雨が降り始めた。風はない。登ろうとした先にスタッフに声をかけられる。どうやら天気があまり良くないから無理をするなと。今回を逃したら、挑戦する意欲がなくなる気がした。今日の俺なら闘志に燃えていて、根拠のない自信があふれていた。忠告には従わず、防水のアウターを着用し、続行した。雨で視界が悪くなり、ペースが落ちる。傾斜もじわじわ上がる。時々岩に登る部分もあった。雨で道もジグザグに選ぶので時間のロス。体力を使う。各合で休憩を挟む。常に動いていたから熱い。だがむやみにアウターを脱ぐと体温が一気に奪われる。体温調整が難しかった。次第に雨は強くなり、風も吹いてくる。

 7合目で休憩していると下から登ってくるソロの登山者(以下Aとする)から「こんにちは」と挨拶がきた。筆者も挨拶を返す。一緒に休憩しながら雑談をする。Aは筆者の1歳下で、関西から車で来たらしい。登山が趣味なのか聞いてみた。彼は「登山初ですよ。なんかノリで来ちゃいました!」。筆者と同じ、軽いノリで行く奴がいることに驚いた。歳も近いから会話が弾んだが、登山の途中。名残惜しいが登り始めようとしていたら、Aから「一緒に登りませんか」と誘われる。正直、心強い。実は雨が予想より強く、アウターが限界を迎えていた。雨が染み込んで体温が冷え切っていた。風もあるから余計寒く感じる。諦めて下山も一瞬脳によぎったが引き返す勇気がなかった。降りたら何も残らないから。登りきると鼓舞していたが、拍車がかかった。登山を再開する。

 雨・風は弱まることもあるが基本強い。大きい声で話さないと会話できない。台風は思ったより早かったらしい。ニュースを見る余裕はない。そんな事実を知ったら、モチベーションが下がりそうだ。休憩を挟みながら頂上まで目指す。各合の休憩場には宿泊者のみ使用を認めると張り紙があった。筆者は野宿で過ごす予定だったため宿をとっていない。Aも1日で登る(弾丸)つもりだったから宿を予約していない。2人はトイレの小屋で雨風を凌いでいた。トイレにも雨宿りのために使用するなと張り紙があった。100円入れて、用を足し、数分休憩をとって登り進める。ちなみにトイレは臭かったが暖かかった。そこで飯を食べた。俗に言う便所飯だ、だが温もりが心地よかった。

 トイレから出ると雨、風はさらに強まっていた。体が一気に冷める。何合目からか忘れたが、白い息が出る、霧もかかり視野は真っ白。震えながら登る。途中、岩陰に隠れたり、道に座ったりして風から逃れようと試みる。気休め程度にはなった。そして夜中23時頃、登り始めて20時間ぐらいで山頂に着く。日本一高い山を制した。最高峰と目に見えた瞬間、安堵した。山頂には自販機があるためお祝いのHOTなコーヒで乾杯しようと思ったが、売り切れていた。山頂で写真を数枚とったら、すぐ下山した。正直、感動や達成感はこの時は感じなかった。寒い、暖をとりたい。その一心で下山。

 実は登る途中、飛び込みで宿泊OKと張り紙を見つけていた。体に鞭を打って急ぎ足に降りていった。AM1時に例の小屋に着く。どの小屋も夜中でも鍵が空いてる。トイレが外にあるからだ。受付の人がトイレでたまたま外にいた。ラッキー。早速、宿泊を申請したが断られた。無理の一点ばりだった。流石に常識がなさすぎた。しぶしぶ、外に出た。登るときに予約すれば良かったが、暖をとったら終わるなと2人で話していたので、予約しなかったのだ。寒い、下山する気力も体力もなかった。

 本当にやばいと思った。いくつか降りると小屋の中の明かりが動いた。誰か起きていると思い、すぐさま玄関を開ける。やはり鍵がかかっていない。あかりの先は受付の照明だった。ダメ元で宿泊の申請をした。受付の白髪おじさんが宿泊を認めてくれた。夜中2時を回っているのに、その親切心が心に染みた。宿泊費を聞いて、筆者は立ち尽くした。現金を持ち合わせていなかった。クレジットカードも可能だったが、手元になかった。やっと宿にたどり着いたのに。Aに金がないことを話した。するとAはお金貸してくれた。初対面の人に宿泊費1万と数千円。感謝しかなかった。

 雨風がないだけで温かさを感じた。だが全身は濡れている。着替えもバックの中にあったが、びしょ濡れ。寝床は寝袋で雑魚寝するスタイル。一応カーテンで仕切りはあった。Aはすぐ眠っていたが、筆者は寒くて寝むれなかった。震えながら、服がじわじわと体温くらいになった頃にやっと寝付いた。自然と目が覚めた。5時間は眠れた。思ったより、熟睡できた。疲労とせいか。そして全身の筋肉痛がきつく、特に太ももが痛かった。服は乾いており、睡眠も取れて下山する活力が戻っていた。外は明るかった。雨はやみ、曇りで風も弱まっている。日が出ているせいか外は暖かい。夜に比べ実際に気温は高いから、当たり前だがとても心地よかった。

 Aも目覚め、片付けを済まして宿主に改めて、お礼を述べた。昨夜、山頂を登ったことも話した。すると宿主は笑いながら、こう言った。「よく登ったね、死んでもおかしくないよ」と。まじか。
ベテランが言うくらいだったから、山のコンディション最悪だったんだと思った。今回は強行突破だったが諦める勇気・判断も必要だな、いずれ死にそうとか思いながら登山靴を履く。靴は濡れたままだが、すぐ慣れた。黙々と下山する。最初は寒かったが、雨がないので体温は下がらず、運動して標高が下がるごとに気温も上がるため汗をかいたくらいだ。下山の途中、上から雲を見下ろしていた。この優越感は登らないとわからないだろう。そして雲の中に突き進む。思ったより寒くない。帰りのルートは登りとは違い、スムーズに下れる。道が整備されているためだ。下山の時はAと帰ったら何を食べるか話していた(フラグではない)。そして、スタート地点に着いた。気温は30℃。暑い。
 
 お互い車で来ていたため、車を走らせスシローで昼ごはんを食べた。そこでプライベートの話、今回の登山の振り返りをした。そして、いよいよお別れの時間が来た。連絡先を交換し、解散した。まさにSee you again.こうして初登山を完遂した。

要約

筆者が台風が近づく中で富士山を単独で挑戦

途中でソロの登山者と一緒に山頂を目指す(ソロは諦める)

雨風、寒さに耐え登頂

夜中でも小屋で宿泊が可能、受付のおじさんに感謝

無事、下山。寿司を食べて解散

終わりに

・人の温もりに触れることができた。親切心、助け合うことを心に刻む。

・自分の体力・メンタルの限界を知ることができた。そして今回を通し、サバイバル能力が向上した。

・登山する時は天気、宿泊先を確認。アウターやリュックを登山専用の物を使用すること(モバイル充電器は必須!万が一のために連絡取れないと大変です。)

・挑戦することで、いい経験を得られる。あなたも何かに挑戦を!

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